パドレス球団史上初のノーノー右腕がダル“相方”に感謝「実に素晴らしい」

レンジャーズ戦でノーヒットノーランを達成したパドレスのジョー・マスグローブ【写真:AP】
レンジャーズ戦でノーヒットノーランを達成したパドレスのジョー・マスグローブ【写真:AP】

マスグローブが捕手カラティニを絶賛「関心させられたのは打者に対して持っている感覚」

■パドレス 3ー0 レンジャーズ(日本時間10日・アーリントン)
 
 パドレスのジョー・マスグローブ投手が9日(日本時間10日)、敵地レンジャーズ戦で球団史上初のノーヒットノーランを達成した。ダルビッシュと共に新加入したカラティニとのコンビで偉業を達成し「捕手としての仕事が実に素晴らしい」と感謝を口にした。

 9回112球、10奪三振、許した走者は4回1死からギャロに与えた死球のみ。球団創設53年の歴史の中で初の偉業を成し遂げたマスグローブは試合後も興奮が収まりきらなかった。

「人生でも初めてのノーヒットノーランだからね。今日の試合で6回が回ってきたとき、ノーヒットだということには気づいていた。だけどもし9回まで投げれば、球数が増え過ぎてしまうのは分かっていた。だから6~7回を無失点に抑えて、後はブルペンに託して彼らが試合を締めるという考えにも僕はある意味問題なかった」

 偉業達成の“予感”を感じながらも先を見ず無心に腕を振っていた右腕。それでもマウンド上で自身の球数が少ないことに気付くと「投げる余地は残っていると思ってね」と一層“欲”も出てきたようだ。

 コンビを組んだカラティニは今シーズンから新加入し巧みなリードでマスグローブを支えた。「ビック(カラティニ)については言い尽くせないよ」と頭が上がらない様子で「捕手としての仕事が実に素晴らしい。感心させられたのは、打者に対して彼が持っている感覚なんだ。打者がいつ打ってくるのか、打ってこないのか、どの打者に追わせるボールを投げるべきなのかが手に取るように分かっているようなんだ」と感謝していた。

(Full-Count編集部)

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