「イチローの領域」1秒で9.45メートル進む快足内野安打が「常軌を逸している」

ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(右)【写真:AP】
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(右)【写真:AP】

気づいたらもう一塁駆け抜けている衝撃「これはクレイジーだ。イチローの領域」

■フィリーズ 7ー6 ブレーブス(日本時間12日・アトランタ)

 イチロー氏の全盛期を彷彿とさせるような高速の内野安打が、ファンの注目を集めている。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が11日(日本時間12日)のフィリーズ戦で平凡な遊撃へのゴロを内野安打に変えた驚きの俊足に「イチローのように走ってる」「100メートル走を10秒で走るようなもの? 常軌を逸している」などと驚きの声が上がっている。

 1回裏の初球だった。フィリーズの先発で元ソフトバンクのマット・ムーアが投じたボールに対し、先頭打者のアクーニャJr.が放った打球は遊撃真正面のゴロに。遊撃手のディディ・グレゴリアスの守備はそつなく見えたが、送球が一塁に届く前に風のように駆け抜けた。

 MLBスタッツ公式ツイッターは「ロナルド・アクーニャJr.は秒速31.0フィート(約9.45メートル)で内野ゴロをヒットにした… エリートレベルは30.0フィート/秒だ」とのメッセージを添えて動画を公開。ファンからは「グレゴリアスの守備を悪く言う人がいるけど、そうは思えない」「これはクレイジーだ。イチローの領域」「40年も野球を見てきたけど、こんなの見たことない」「オーマイガー、イチロー、あなたかい?」などとコメントが寄せられていた。

 MLB公式サイトによると、アクーニャJr.の平均スプリントスピードは秒速29.2フィート(約8.9メートル)でMLB3位。遊撃のグレゴリアスも試合後「送球もなにもかも完璧だった、でも彼はそれを上回ったんだ。しかも強い打球だったにも関わらず」とお手上げ状態だった。NPBでもソフトバンクの周東佑京内野手や日本ハムの西川遥輝外野手、阪神の近本光司外野手ら韋駄天はいるが、アクーニャJr.の足はまさに“世界クラス”ということだろう。

【動画】1秒で9.45メートル進む“常軌を逸した”快足

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