助っ人不在は“言い訳”にならない? データで分析、最下位DeNAが抱える攻守の課題

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

投打ともにストレートが弱点か、打者は選球眼にも課題が?

 プロ野球は11日で各球団との対戦が一回りした。セ・リーグでは、三浦大輔新監督が率いるDeNAが3勝10敗2分で、5位・ヤクルトに3ゲーム差をつけられて最下位。開幕から8試合未勝利は、2リーグ制となった1950年以降で新人監督ワーストにも。オースティンやソト、エスコバーら助っ人が軒並み不在だったことが大きいが、データを見ると現状の課題も浮かび上がってくる。

 主要な成績でまず見過ごせないのが、12球団ワーストのチーム防御率4.77。15試合中13試合で3失点以上を喫しており、先発・中継ぎともになかなか兆しが見えない。さらにセイバーメトリクスの指標を用い分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを用いて分析すると、課題がより具体的に見えてくる。

 ストライク率は47.2%でリーグトップ。ストライクゾーンに投じられた球のコンタクト率も83.7%と12球団で最も低くなっている。しかし、ストレートがどれだけ失点を増減させたかを測る「wFA(Fastball runs above average)」は-10.6で12球団ワースト。同様にツーシームの失点増減「wFT(Two Seam Fastball runs above average)」も-5.8で12位。他球団の投手に比べ、速球系の球を痛打されていることになる。

“ストレートへの弱点”は、奇しくも打者にも共通している。同じく「wFA」は-11.9で12球団最下位。各打者たちが真っ直ぐを打てていない現状に。四球と三振の比率を表す「BB/K」は11位の0.33。ストライクゾーンの見極めに長けた打者ほど高い数値を記録する傾向にあるだけに、打者たちの選球眼も影響していそうだ。

 さらに、投手と打撃だけでなく、野手の守備も芳しくない。平均的な選手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す守備の総合指標「UZR(ultimate zone rating)」では、1000イニング換算で-6.3 となり最下位。ポジション別でみると、主砲の佐野恵太外野手が担う左翼が-31.5と数字上ではかなり足を引っ張っている。加えて、三塁も-21.7、一塁も-10.9とそれぞれ11位となっている。

 ほかにも15盗塁を許す“走られすぎ”の状況も。データで見る限りでも、課題山積の三浦DeNA。ソトとオースティンが登録間近と明るい材料はあるだけに、あとは課題をひとつずつ潰して浮上の糸口を見つけたいところだ。

(Full-Count編集部)

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