鷹・和田毅、球団史上初の40代複数勝利達成 アクシデントで6回途中降板も1失点好投

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

ソフトバンクは3回の集中打で一気に3点を奪い、和田を援護

■ソフトバンク 4ー1 楽天(21日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは21日、本拠地PayPayドームで行われた楽天戦に4-1で快勝し、引き分けを挟んで3連勝とした。先発の和田毅投手が6回途中1失点と好投。アクシデントで降板となったが、今季2勝目をマークし、球団では史上初となる40代での複数勝利を達成した。

 ソフトバンクは3回、先頭の今宮が四球を選ぶと、周東の犠打、柳田の四球で1死一、二塁のチャンスを作る。ここでグラシアル、栗原が連続適時打。中村晃にも右翼線への適時二塁打が飛び出し、楽天先発の則本昂から一気に3点を奪った。

 40歳の和田は立ち上がりから楽天打線をほぼ完璧に封じ込めた。3回までは1人の走者も許さぬ完全投球。4回に小郷に左翼線への二塁打を許したものの、5回までわずか1安打に封じた。6回に先頭の岡島にソロを浴び、さらに小深田、小郷に連打を浴びたところでアクシデント発生。指先を気にする素振りを見せ、ベンチへ下がると、そのまま降板となった。

 ただ、この1死一、二塁の窮地を嘉弥真、泉の救援陣が無失点で切り抜けると、7回以降は鉄壁の勝利の方程式がリレー。7回を岩嵜、8回をモイネロが凌ぎ、9回は守護神の森が締めた。球団で40代白星をマークした1991年の今井雄太郎、2001年の長冨浩志はともに1勝止まり。2勝目を挙げた和田は球団史上初となる40代複数勝利を達成した。

 楽天は先発の則本昂が3回に一気に3失点。7回途中まで8安打3失点と粘投したものの、最後までこの3点が響く展開に。和田らソフトバンク投手陣の前に1点だけに終わり、2連敗となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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