なぜ2巡目に入った途端に打たれる? DeNA三浦監督が考えるドラ1入江の“課題”

DeNA・入江大生【写真:荒川祐史】
DeNA・入江大生【写真:荒川祐史】

3回まで1安打無失点の快投も、4回に一挙5失点

■中日 7ー1 DeNA(22日・横浜)

 期待のドラフト1位ルーキーが苦しんでいる。DeNA・入江大生投手は21日、本拠地・横浜スタジアムで行われた中日戦に先発し、3回までは1安打無四球無失点の快投を演じていたが、4回に突然崩れて一挙5失点。チームは1-7の大敗を喫して9連敗となり、入江は4戦4敗でプロ初勝利が遠い。相手打線が2巡目に入った途端、打たれるパターンが続いている。

 立ち上がりは、先頭の大島に右前打されたものの、続く京田に初球の122キロのカーブを打たせニゴロ併殺に。3番の福留はこの日最速の150キロで追い込み、ツーシームで中飛に仕留めた。2、3回はいずれも3者凡退。特に3回先頭の根尾をカウント2-2から、内角高めの148キロの速球で見逃し三振を奪ったシーンは光った。

 ところが4回、入江は豹変する。無死一塁で京田を空振り三振に仕留めたまでは良かったが、続く福留を四球で歩かせ走者が得点圏に進むと、にわかに雰囲気が怪しくなった。続くビシエドに初球の内角低めのツーシームを左前に運ばれて先制の適時打に。高橋周にはカウント1-0から2球目のツーシームを打たれ、左翼フェンス直撃の適時二塁打にされた。挙げ句、阿部に初球の外角高めの146キロ速球をとらえられ、左越え1号3ランを被弾。いずれもファーストストライクを逃さず滅多打ちされ、自己最短の4回KOとなった。

 プロ入り後、4回に失点したのは初めてだが、今季通算18失点のうち、5回が最多の6失点。三浦大輔監督は試合前から「2巡目が課題。(原因は)スタミナの問題も、相手の目が慣れることも両方あると思う。バッテリーで工夫して乗り越えてほしい」と指摘していた。

「ビッグイニングになってしまった回は、ボールが高く集まってしまい、打たれた事が反省点です」とは入江自身の弁。三浦監督は「初球が甘い所へ行くのを狙い打ちされた。3回までは力のあるボールを投げられていただけに、もったいない」と指摘した。「先発投手はそこ(2巡目)を乗り越えないと、勝ちにつながらない」と奮起を促したが、このまま1週間後に引き続き先発機会を与えるかどうかは、「ボール自体は悪くないが、ルーキーだから疲れもある。その辺を考えながらですね」と微妙な言い回しで明言しなかった。

 入江が“2巡目の壁”を破るのはいつか──。最下位を低迷するDeNAが今後どこまで巻き返せるかも、それによって大きく左右されそうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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