大谷翔平、3年ぶり復活星翌日のDH出場を直訴 指揮官は即決「議論するつもりないよ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

マドン監督「ロックンロールする準備は整っていたから打線に入れる」

■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間28日・テキサス)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地のレンジャーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場する。1072日ぶり復活勝利翌日のスタメン出場について、ジョー・マドン監督は「ロックンロールする準備が整っていたから打線に入れることにした」と明かした。

 志願の出場だ。前夜の試合後、大谷はマドン監督へ27日のDH出場を願い出たという。「昨夜、私のところに来て、『明日は打ちたい』と言ってきた。私は『分かった、議論するつもりはないよ。体調が良い限りは、それが君と話して決めた内容の1つだからね』という感じだった」。

 これまでにマドン監督は大谷と今季起用法について話し合ってきた。だからこそ、登板翌日のDH出場に驚きはないという。シーズンを通して「制限なし」で起用法を探っていく。

「私は驚いてはいない。彼は体が強い。オフシーズンにたくさんトレーニングを積んだ。私の懸念としては、投球の前日か翌日に疲れを感じているかどうかということ。そういう時は登板前日か翌日に休みを取る必要が出てくる。現在は体調もすごくいいし、プレー自体も素晴らしい。ポジティブなアドレナリンが伝わってくる」

「とにかく最後まで試してみよう。シーズン終盤になって(登板日、投打同時出場の前日や翌日の起用法の)考えが変わるかもしれない。柔軟に対応し続け、対話を基に決めていくつもり。そこから正しい選択をしていきたいと思う。今は彼の力強さを感じている。投球をしながら盗塁もしたいと彼は思っている。とにかく会話を続けて、我々がどこに向かうのか見極めていく」

 レンジャーズ先発の通算44勝右腕フォルタネビッチとは21日(同22日)に初対戦。3回の第2打席で日米通算100号となる右中間5号ソロを放ち、3打数1安打1打点2三振だった。試合前までリーグ最多タイ7本塁打。本塁打ダービー単独トップに立つ8号本塁打に期待がかかる。

 前夜も右手中指マメの影響で5回で降板した。指揮官は「まだ彼と会っていない。昨日の試合後は、心配するような状態ではなかった。引き続き注意深く見ていく必要があることだと私は思っている」と慎重に見極めていく。

(Full-Count編集部)

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