大谷翔平の「今年最高レベルのスイング」 “幻の本塁打”をエ軍OB絶賛

左翼フェンス直撃の二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
左翼フェンス直撃の二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

エンゼルスOBグビザ氏「彼に今も驚かされている」

■エンゼルス 4ー3 レンジャーズ(日本時間29日・テキサス)

 エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地のレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第2打席で先発右腕ダニングの90.4マイル(約145.5キロ)をとらえ、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。速度105マイル(約169キロ)の打球はフェンス上部に引かれた、本塁打を識別するライン付近に当たり、本塁打か否か微妙だったことから審判団はリプレー検証したほどだった。この一打を地元テレビ局「バリースポーツ・ウエスト」の解説者でエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は「最高レベルのスイング」などと絶賛している。

 大谷が放った二塁打を、実況のマット・バスガーシアン氏が「逆方向への打球。良い当たりです。フェンスの上に当たりました。あれは本塁打ですか? この後詳しく再度見ていきましょう」と説明すると、グビザ氏が呼応。「なんて素晴らしいスイングでしょう。外角の球を引っ張ろうとしませんでした。彼は本当にうまく(ボールを)引き付けています。ボールが破壊されるような当たりですね」と称賛した。

 リプレー検証の結果、インプレーと判定されるとグビザ氏は再び大谷への賛辞を並べた。「99マイルの球を投げ、こんなにたくさん長打を放つ彼に今も私は驚かされています。インクレディブルです。私が見た中では、ショウヘイの今年の打撃の中でも今回のは最高レベルのスイングです。あの直球を引き付けて、引っ張ろうとしていませんでした。彼はあの方向に打とうとしていました。そして彼の打球はロケットでした」。

 逆方向にも強い打球を飛ばす大谷だが、この日のスイングは「最高レベル」と解説。打棒にはますます凄みが加わっているようだ。

(Full-Count編集部)

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