大谷翔平の投球は「傑出していた」 指揮官称賛「速球を制球できればさらに良くなる」

会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)
会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)

マドン監督「フォームが乱れてきたので降板させた」

■レイズ 3ー1 エンゼルス(日本時間6日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地でのレイズ戦に今季4度目の先発。6回途中で7奪三振6四球、1安打無失点の好投で勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が打たれて2勝目はお預けとなった。試合は1-3で敗れた。マドン監督は「彼は傑出していたと思っている」などと投球を称えた。

 大谷は制球に苦しみながらも奪三振ショーを演じた。初回2死一、二塁ではキアマイアーをスプリットで空振り三振。2回2死一塁でアダメスから、4回2死一塁ではフィリップスから空振り三振を奪い、5回は2三振を奪った。6回に2者連続四球を与えたところで降板。84球を投げ、フォーシームは最速99.8マイル(約160.6キロ)だった。

 指揮官は「良い感じを掴んでからは勢いが出てきたが、試合後半の様子は予想していなかった。注意を払って見ていたが、フォームが乱れてきたので降板させた」と説明。「定期的に投げていないことの影響」について問われると「あると思う」とした上で「彼は傑出していたと思っている。上り調子に良くなっていた」と評価した。

 課題もあげた。「あれほどパワフルな速球をストライクに制球できるようになれば、他の全てが良くなってくる。スプリットはそれだけでも傑出した球だが、速球を制球できるようになればさらに良くなる。より安定した投球ができるようになり、100球投げるところまでいけるだろう」とフォーシームの制球が重要になるとした。

【動画】完璧なコースと球威に打者も天を仰ぐ… 大谷翔平が約160キロの直球で見逃し三振を奪う

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