“天敵”高橋光成に2年間勝てない… 鷹・工藤監督の苦言「同じようにやられてはいけない」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

今季3度目の対戦も勝てず、2019年4月21日以降は勝利なし

■ソフトバンク 2ー2 西武(7日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは7日、本拠地PayPayドームで行われた西武戦に2-2で引き分けた。5-5で終わった5日の楽天戦に続き、2試合連続の引き分けとなった。

 この日、西武の先発は“天敵”の高橋光成投手だった。2019年5月14日の対戦から目下8連敗中。今季もすでに2度対戦し、2試合ともに白星を献上。4月2日は8回で4安打2得点、4月16日は7回で3安打1得点と、2試合ともに安打すらなかなか放てなかった。そして、この日が早くも今季3度目の対戦となった。

 結果から言えば、7回で6安打2得点。2回に中村晃が名手・源田のエラーで出塁すると、甲斐が中前安打で続き、無死一、三塁のチャンスを作ったが、松田が遊ゴロ併殺打。この間に先制点こそ奪ったが、複数得点の好機を逃すことになった。3回には周東のソロで2点目を奪ったが、得点はこれだけだった。

 7回には周東が内野安打で出塁したものの、盗塁に失敗。2死から柳田も右前安打を放ったが、グラシアルが中飛に倒れた。この日、高橋の前に3者凡退に終わったのは6回の1イニングだけ。四球も4つあり、毎回のように走者を出したが、なかなか“あと1本”が出ない、もどかしい展開に終始した。

 試合後の工藤監督も高橋を攻略しきれない打線に渋い表情。これまでよりも多い安打こそ放ったものの、「攻略したという言い方はできないですね。その前にも2点は取っているので。同じ投手に同じようにやられてはいけない。チームとして今日はこう攻めていくというのは欲しいですね」と苦言を呈した。

 この日の試合前、指揮官は高橋対策として、こう語っていた。

「打てないということは気になるボールがあったり、対処できないボールがあるということ。真っ直ぐと低めのフォークと、どっちを取るかということなんですけどね。低めの変化球が決まると振らざるを得ないので、そこを捨てて甘い球を打つのか。1番いいのは、彼のいいボールであるフォークボールをどう打たないようにするか。(来る前に)早めに打っていくのも1つの方法、ボールを中に入れて逆方向というのも1つの方法、目線を上げていくのも、動いていく作戦を取るのも1つの方法。選べるものを選んで、こちらが動くことも考えたいと思います」

 高橋の武器であるフォークをいかにポイントにするか、を思い描いていた工藤監督だったが、この日も攻略とはならず。これで2019年4月21日の対戦以降、12試合連続で高橋に黒星をつけられていない。この苦手意識をどう払拭するか。今後のシーズンを占う上でも、ソフトバンクにとっては解決したい課題と言えるだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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