ノーステップでの大遠投が「なんて力強い肩だ」 生還許さぬ衝撃のバックホーム
兄・ユリエスキのお株を奪うグリエル弟の「キャノン」
■アストロズ 10ー4 ブルージェイズ(日本時間8日・ヒューストン)
ブルージェイズのルルデス・グリエルJr.外野手が7日(日本時間8日)のアストロズ戦で強肩を見せつけた。左飛でタッチアップした三塁走者をノーステップ送球で仕留めた驚愕の補殺にファンからは「球界屈指の強肩」「ステップさえしないなんて」と称賛の声が上がっている。
グリエルJr.の“ストライク遠投”が炸裂したのは6回1死一、三塁の場面だった。ブルージェイズ3番手・タイスの3球目をアストロズのブラントリーが捉えた打球が左翼へ飛んだ。この打球に対しグリエルJr.は軽くジャンプして捕球すると、三塁走者・ストローがタッチアップしたのを確認し、ノーステップで本塁に向け腕を振りぬいた。力強いボールがノーバウンドで捕手・ジャンセンのミットに突き刺さり、ストローを本塁生還直前の所で仕留めた。
このプレーをブルージェイズ公式インスタグラムが映像で公開すると、「キャノン」「超現実離れしている」「美しい」「なんて力強い肩だ」としてファンはグリエルの離れ業に驚愕した。兄であるユリエスキ・グリエルの本拠地・ヒューストンでの活躍とあって、弟の存在感は敵地ファンの心にも響いたことだろう。NPBでもソフトバンクの谷川原健太捕手が2軍戦で右翼から“鬼肩”を披露したことが話題になるなど、外野からの送球は野球の魅力のひとつだ。