「伝統の一戦」2000試合目は巨人が1094勝に 阪神はドラ1佐藤輝が3二塁打で3打点

「伝統の一戦」通算2000試合目を制した巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
「伝統の一戦」通算2000試合目を制した巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

500、1000、1500試合も巨人が勝利、阪神は835勝

■巨人 5ー3 阪神(15日・東京ドーム)

 プロ野球の「伝統の一戦」としてしのぎを削ってきた巨人―阪神戦が、15日に東京ドームで行われた一戦で通算2000試合を迎えた。節目に相応しく、取っては取られてのシーソーゲームで巨人が5-3で勝利。通算対戦成績を1094勝835敗71分けとなり、首位阪神とのゲーム差は3.5に縮まった。

 試合は初回から動いた。阪神・佐藤輝が左中間へのタイムリー二塁打で先制するも、直後に巨人が同点に。2回裏には炭谷の中前適時打で勝ち越した。しかし3回1死一、二塁から再び佐藤輝が中堅への2点適時二塁打を放って逆転した。

 巨人は1点ビハインドの5回。2死一、三塁の場面で、新助っ人のスモークが再逆転の3ラン。阪神の先発・伊藤将が投じたカットボールを左翼スタンドに運んだ。9回は巨人の“代役守護神”鍵谷が誤算で1死満塁を招いたものの、大江、野上が“1人1殺”して乗り切り、なんとか逃げ切った。今カードは1勝1敗で、今季8試合で4勝4敗。佐藤輝は8回にも二塁打を放ち、3二塁打で自身2度目の猛打賞を記録した。

 両者の初対戦は1936年7月15日。500試合、1000試合、1500試合目はいずれも巨人が勝利し、2000試合目も阪神をねじ伏せた。ライバル関係が続く両雄は、これからもセ・リーグを盛り上げていく。

(Full-Count編集部)

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