「リードした試合を落としすぎ」大谷特大弾も空砲…投手陣の惨状にマドン監督が苦言

逆転2ランを放ったレッドソックスのボビー・ダルベック(右)【写真:AP】
逆転2ランを放ったレッドソックスのボビー・ダルベック(右)【写真:AP】

チーム防御率はメジャー30球団で最悪の5.21に…

■Rソックス 4ー3 エンゼルス(日本時間15日・ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地でのレッドソックス戦に「2番・DH」でスタメン出場し、7試合ぶりの本塁打を放った。6回の第3打席ではグリーンモンスターを越える11号弾。エンゼルスは一度は試合をひっくり返しながらも、毎度のごとく救援陣が逆転を許して3連敗となった。

 初回の第1打席でピベッタが投じたカーブを捉えて左翼フェンス直撃の二塁打を放っていた大谷。6回の第3打席では再び右腕のカーブを捉えてスタンドへと運んだ。泳ぎながらも、片手一本で左翼にそびえ立つ約11メートルのグリーンモンスターを越える驚愕の一発になった。

 これが反撃の狼煙となった。2回に2点を先制されたエンゼルスだったが、大谷の一発で1点差に迫ると、7回にイグレシアスの2点適時二塁打で逆転に成功。だが、その裏、先発のキャニングに代わってマウンドに上がったワトソンがダルベックに逆転2ランを食らい、試合をひっくり返された。そのまま3-4で敗れて、借金は5に膨らんだ。

 エンゼルス投手陣の惨状は目を覆いたくなるほどだ。大谷が先発し7回1失点10奪三振と好投した11日(同12日)のアストロズ戦でも、大谷の降板後を受けた救援陣が炎上。同点で大谷が降板後も右翼の守備に就いたのも虚しく、8回の4失点で敗れた。

 トラウト、大谷らを擁する打線はメジャー全体で5位のチーム打率.252をマーク。チーム得点数も上位半分の12位につける。それとは対照的にチーム防御率5.21はメジャー30球団で最下位。先発陣は5勝14敗、防御率5.12と惨憺たる状況だが、リリーフ陣も防御率5.32だ。この日も一度は逆転しながら、再度、試合をひっくり返された。

 投手陣の惨状にはジョー・マドン監督も苦言を呈さざるを得ない。この日の試合後にも「私たちはこういう試合をしっかりと勝ち切らなければいけない。後半までリードしていた試合を落としすぎだ。ブルペンは今の状態よりももっとできるはずだし、目指すところまでいくためには、そうでなければならない。勝つべき試合で勝たないと」と語っている。

 トラウト、大谷という球界屈指の好打者を擁するエンゼルス。投手陣の“弱さ”はこれまでも再三指摘されてきたが、改善する気配はない。ここまで16勝21敗の借金5でア・リーグ西地区の最下位。7年ぶりのプレーオフ進出に向けて、テコ入れすべきポイントは明白だろう。

(Full-Count編集部)

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