田中将大は「上手くなった」 オリ中嶋監督が感じ取った“投球術”と進化

楽天・田中将大【写真:荒川祐史】
楽天・田中将大【写真:荒川祐史】

「ハムの時も勝ってるのあんまり見たことなかったから(笑)」

■オリックス 4ー3 楽天(15日・ほっと神戸)

 オリックスは15日、ほっともっとフィールド神戸で行われた楽天戦を4-3で勝利し、4カードぶりの勝ち越し。2010年から続く田中将に対する連敗を10で止めた。試合後、中嶋監督が相手右腕の投球に「若い投手たちが学べる、これぞ投球術というピッチング」と称えていた。

 5回まではわずか2安打、得点圏に走者を進めてもギアを一段階上げる投球でホームが遠かった。それでも2点を追う6回に一、二塁の好機を作ると、吉田正が左翼席へ8号3ランを放ち逆転に成功。少ないチャンスをものにし勝利を手にした。田中将は対オリックス戦での黒星は2010年6月29日以来、3973日ぶりだった。

 主砲の一発で逆転勝利を収めた中嶋監督は「(5回)それまでなんか、遊ばれるようにじゃんじゃんいかれてたので、一発出てよかった。入ってくれと思ったけど。お願いするだけだった」と笑顔を見せた。

 メジャー挑戦前の2007年から2013年までは、日本ハムで選手、コーチとしてマウンド捌きを見てきた指揮官は「本当に上手くなった。今までは凄みが大きかったが今は上手さというかね。力がないわけじゃないが逆に凄いなと。なんて言うか、若い投手たちが学べる、これぞ投球術というピッチング」と、“進化”を続ける右腕に最大級の賛辞を送った。

 経験、実績豊富な田中将から勝利し、チームは4カードぶりの勝ち越し。現在は4位ながら借金は「1」となり首位ソフトバンクとのゲーム差も2.5に縮めた。「ハムの時も勝ってるのあんまり見たことなかったから(笑) 良かったです。これで明日へつなげられなかったら勿体ない。どうにか頑張ります」。混戦模様のパ・リーグで、ダークホースのオリックスが一気に流れを掴んでいく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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