ノーノーから1週間後の悲劇 クルーバー故障にファン辛辣「こうなると思っていた」

ブルージェイズ戦に先発したヤンキースのコーリー・クルーバー【写真:AP】
ブルージェイズ戦に先発したヤンキースのコーリー・クルーバー【写真:AP】

クルーバーは右肩甲骨下筋の肉離れで負傷者リスト入りした

 ヤンキースのコーリー・クルーバー投手が右肩甲骨下筋の肉離れで負傷者リスト(IL)入りした。アーロン・ブーン監督が26日(日本時間27日)に明らかにした。復帰まで約2か月要する見込みだという。今月19日(同20日)のレンジャーズ戦でノーヒットノーランを達成した35歳右腕が不運に見舞われた。ヤンキースではルーク・ボイト内野手も右腹斜筋の張りでIL入りした。

 MLB公式サイトによると、クルーバーは少なくとも4週間は投球ができない。復帰は早くても7月下旬になるとみられる。ブーン監督は「彼がどんなにいいボールを投げていたか、復活するためにどんなに苦労してきたかを考えると、非常にタフなニュースだ」と語った。

 クルーバーはインディアンス時代の2014年に18勝(9敗)で最多勝。2017年には18勝(4敗)、防御率2.25で最多勝と最優秀防御率、それぞれの年でサイ・ヤング賞を獲得した。昨年はレンジャーズでプレーも、右肩を痛めて1試合登板にとどまりFAに。オフにヤンキースと年俸1100万ドル(約11億5000万円)での1年契約で合意した。

 19日のレンジャーズ戦は9回101球を投げ、1四球、9奪三振でノーノー達成。しかし、25日(同26日)のブルージェイズ戦は3回5安打2失点で降板し、今季3敗目(4勝)を喫していた。

 MLB公式サイトのヤンキース番記者ブライアン・ホック氏は自身のツイッターに「クルーバーは少なくとも2か月間離脱、ルーク・ボイトは故障者リストへ」と投稿した。今年1月にヤンキースと契約した際にはニューヨークのメディアが、田中将大投手(楽天)のヤンキースとの再契約が遠のいたと指摘。故障が多いことから獲得を疑問視していた。

 そんな経緯もありファンからは「クルーバーについて(怪我したことを)驚いた人はいないでしょう。彼はもともと不良品だったんだ」「価格が安いからといって、最近、怪我の多かった選手を雇うと、怪我は多くなるよ」「こうなると思ってたよ」などの声が寄せられている。

(Full-Count編集部)

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