大谷翔平の代打四球に敵軍主砲もがっかり? 「ファンも私もプレーを見たかった」

9回2死に代打で登場し、四球で出塁したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
9回2死に代打で登場し、四球で出塁したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

逆転2ランのロンゴリア「オオタニは一世代に1人出てくるかどうかの才能だ」

■ジャイアンツ 6ー1 エンゼルス(日本時間1日・サンフランシスコ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5月31日(日本時間1日)、指名打者制のない敵地・ジャイアンツ戦の9回2死に代打で登場し、四球で出塁した。ジャイアンツ投手にはファンからブーイングが浴びせられる珍事が起こった。ジャイアンツの主砲エバン・ロンゴリア内野手も、この“四球ブーイング”に反応した。

 ロンゴリアは4回に逆転の9号2ラン。右脇腹を痛めて6回の守備でベンチへ退き、大谷の打席中はロッカールームにいたという。「ファンは四球にちょっと怒っているような感じだったね。トロピアーノは四球を出そうなんて思っていなかっただろうけど」とし、ファンの思いを代弁した。

「ファンは間違いなくオオタニのような選手がプレーするところを見たかったと思う。私も見たかった。一世代に1人出てくるかどうかという才能だ。何でもできる能力を持っている」

 ロンゴリアは「オオタニはやろうと思えば外野や一塁も守ることもできるだろう」と野手としての能力にも太鼓判を押す。ただ、ジャイアンツ選手としては大谷のベンチスタートに“大助かり”だったようだ。「正直に言えば、打線にいなくて良かったね。リーグ2位か3位のホームランを打っている男だし、打線にいなければ投手も少し気が楽になるだろうから」と安堵の表情で打ち明けた。

 この日、ジャイアンツファンも大谷の打席を逃さぬよう携帯カメラで撮影する様子が現地放送局に映し出された。元巨人のゲーブ・キャプラー監督は「オオタニは投打でプレーできるから人々を惹きつけるのだろう。異常なことだと思う。打席に立った時、みんながあれだけ熱狂するのを見るのは楽しかった」と話した。

 大谷は1日(同2日)もベンチスタートの可能性が高い。それでも、その一挙手一投足はファンから多くの視線を集めることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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