球宴でも「大谷ルール」の創設を “先発投手&DH”で起用…米メディアが大胆提言

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ルール上、先発投手→DHはあり得ないが…

 投打両方で大活躍を見せるエンゼルスの大谷翔平投手が、また米球界の常識を変える? 7月13日にロッキーズの本拠地デンバーで行われる球宴でも、固定観念を捨てるべきだと、ニューヨークのメディア「SNY」が主張している。ここまで打者として17本塁打、投手として47回1/3を投げ68奪三振を記録している“二刀流”であるために、先発投手とDH、双方で出場できる新たなルールを作るべきと例外を求めた。

 記事では、各ポジションごとにアメリカン・リーグの球宴先発メンバーを予測すると、投手とDHの両方で大谷の名が真っ先に上がることを指摘。野球のルール上、大谷がまず投手として出場するのであれば、その後DHとして試合に戻ることはできないが「しかし、そんなことを誰が気にするか! これは、エキシビションゲームだ。MLBは、例外的に、たとえ彼が投手として試合を離れた後でも、彼をDHとして使い、何度か打席に立たせるべきだ。(コミッショナーの)ロブ・マンフレッドは常に野球をより面白くする方法を探している。これは簡単なチョイスだ」と強硬な主張。コミッショナー権限で、より魅力的なゲームを提供すべきだとした。

 大谷がこれまで何度も比べられてきたベーブ・ルースは、投打で球宴に出場はしていない。MLB球宴が創設された1933年、すでにルースは現役晩年を迎え、本格的な投球から遠ざかって久しかったためだ。投打二刀流としてこれから全盛期を迎えようとしている大谷が新たな歴史を作るのか――。SNYが記した「(オオタニが投打で出場すれば)これはメインイベントになる。MLBは確実にこのことを利用すべきだ」という一文に、期待感が詰まっている。

(Full-Count編集部)

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