ダルビッシュとは対照的…新天地で精彩欠くCY賞左腕「こんなに苦しんだことは…」

パドレスのブレイク・スネル【写真:AP】
パドレスのブレイク・スネル【写真:AP】

パドレスにトレード移籍したスネルは2勝3敗、防御率5.72

 2018年に最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞を受賞した左腕ブレイク・スネル投手が今季、新天地のパドレスで精彩を欠いている。16日(日本時間17日)の敵地・ロッキーズ戦で先発するも3回1/3を9安打7失点で降板。直近5度の先発登板で5失点以上が3度と打ち込まれている。

 レイズから1対4のトレードでパドレスに加入した左腕は今季ここまで14試合に登板して2勝3敗、防御率5.72。“左のエース”として、同じく複数トレードでカブスから加入したダルビッシュ有投手らと強力ローテーションを組むことが期待されていたが、苦しい投球が続いている。

 米TV局「CBSスポーツ」はこの試合前時点で、全投球の内のストライクの割合がキャリアワーストの59.6%であると説明。また、直球の42%をストライクゾーン低めに投げている(昨年は24%)が被打率は.324で、そのアプローチが裏目に出ていることを指摘。この日の敗戦の「一番の懸念材料はスネルの投球がまたしても精彩を欠いたことだろう」と指摘している。

 MLB公式サイトによると、スネルは「こんなに長くもがき苦しんだことは一度もない。明らかに今は最悪だ。でも、そんな状況でも良い点を見つけないといけない。本当に腹立たしいね」と苦悩を明かしている。ここまで6勝2敗、防御率2.57と活躍するダルビッシュとは対照的に不調が続く左腕は今後、真価を発揮できるか注目される。

(Full-Count編集部)

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