1回もたずKOされた大谷翔平 米解説は球審判定を批判「明らかにストライク」

ヤンキース戦に先発するも初回KOとなったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
ヤンキース戦に先発するも初回KOとなったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「バリー・スポーツ・ウエスト」解説のグビザ氏はガードナーへの1球に「明らかにストライク」

■ヤンキース ー エンゼルス(日本時間1日・ニューヨーク)

 30日(日本時間1日)に行われた敵地ヤンキース戦で1回もたずにノックアウトされたエンゼルスの大谷翔平投手。メジャー初となる「1番・投手」で出場したものの、初回に5つの四死球を与えるなど大乱調で7点を失い、マウンドを降りることになった。

 大乱調だった。味方が2点を先制して迎えた初回の守備。先頭のルメイヒュー、ボイト、サンチェスと3連続四球を与えて無死満塁のピンチを背負うと、スタントンに左前適時打。トーレスにも左前適時打を浴びて、1アウトも取れないまま同点に追いつかれた。

 オドーアを空振り三振に仕留めてようやく1つ目のアウトを取ったが、アンドゥハーの三塁ゴロの間に3点目を奪われて逆転。フレイジャーへの死球で再び満塁となると、ガードナーには押し出し四球。ここでジョー・マドン監督が交代を告げ、外野にも入らずにベンチへと退いた。代わったスレガースが走者一掃の適時打を浴びて、大谷は2/3回で2安打5四死球7失点となった。

 厳しい判定にも泣いた。ガードナーにはストレートの四球を与えたが、3球目の真っ直ぐが中継で表示されていたストライクゾーン内のボール。試合を中継した「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は「今のもストライクです。ストライク判定されるべき球です」と球審の判定を批判。リプレー映像を見ながら「明らかにストライクゾーンに入っています」と語っていた。

 初回先頭のルメイヒューに四球を与えた際にも、内角の際どいスライダーがボールと判定されていた大谷。この時には、高さが外れていたのか、コースが外れていたのか、と球審に確認する場面もあった。

【画像】明らかにゾーンの中… グビザ氏が指摘した大谷翔平の投球チャート図

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