元ロッテ・チェンが台湾プロ野球ドラフトで楽天から1位指名 すでに練習生として活動

昨季までロッテに所属していたチェン・グァンユウ【写真:荒川祐史】
昨季までロッテに所属していたチェン・グァンユウ【写真:荒川祐史】

元阪神・呂彦青も中信から1位指名

 台湾のプロ野球リーグ「中華職業棒球大連盟」(CPBL)が12日夜にドラフト会議を行い、昨季までロッテでプレーした陳冠宇(チェン・グァンユウ)投手が楽天モンキーズから1位(全体2位)で指名された。また阪神でプレーした呂彦青(ルー・イェンチン)投手も1位(同3位)で中信ブラザーズから指名された。

 陳は11年に台湾の国立体育大学から横浜入り。育成落ちも経験したものの14年にロッテに移籍し、1軍では通算7年で計136試合に登板、11勝11敗で防御率3.58。昨季もリリーフで19試合登板、1勝2ホールド、防御率3.20の成績を残したものの、オフに家庭の事情で退団していた。

 呂は18年から3年間、阪神に所属したものの1軍登板はなかった。2人とも台湾のアマチュアから直接NPB入りしたため、台湾プロ入りするにはドラフト指名を受ける必要があった。

 陳はロッテ時代、「チェンチェン大丈夫」の決めセリフで、ファンからも高い人気を誇った。コロナ禍で中断されていた台湾プロ野球は13日からの再開が決まっている。今後は母国に戻ってのパフォーマンスが注目される。

(Full-Count編集部)

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