大谷翔平、史上初の球宴二刀流へ 指揮官が語る実現までの舞台裏「ファンが望むこと」

両リーグ監督会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(右から2番目)【写真:小谷真弥】
両リーグ監督会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(右から2番目)【写真:小谷真弥】

ア・リーグのキャッシュ監督「オオタニを2人の選手として。登板後も試合に残れる」

■ナ・リーグ ー ア・リーグ(日本時間14日・コロラド)

 エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)のオールスター戦で「1番・投手」として出場することが決まった。大リーグのオールスター両リーグ監督会見が12日(同13日)に行われ、大谷はア・リーグ先発投手、打順は「1番・DH」と発表された。特別ルールが採用される。大谷は「投手として選ばれることをあまり予想していなかった。その中で先発させていただくのは光栄ですし、全く予想していなかったです」と語った。

 日本人投手のオールスター戦先発は1995年野茂英雄以来26年ぶり史上2人目だ。アリーグを指揮するキャッシュ監督(レイズ)は両リーグ監督会見で史上初の“球宴二刀流”を決断した内幕を語った。

「DHとしてファン投票で選ばれ、選手間投票で選ばれた5人の先発投手の1人。これがファンが望むことだ。それに個人としても(リアル二刀流を)見てみたい」

 ア・リーグ先発投手で、打順は「1番・DH」として発表された。「二刀流」を実現するため、指名打者制を解除しなくて済む特別ルールが適用される。

「私がメジャーリーグに『ルールを微調整してくれないか』と頼んだ。今回の試合では、オオタニを2人の選手として起用することが許可された。登板を終えた時も、(打者として)試合に残れるようになる」

 大谷は両リーグ監督会見で水原通訳、ナ・リーグを率いるドジャースのロバーツ監督、ナショナルズのシャーザーと登壇。「ピッチャーとして選ばれるということに関してはあんまり予想していなかったですし、その中で先発として選んでいただけるというのは光栄ですし、全く予想していなかったです」と話した。12日(同13日)にはホームランダービーに日本人初出場する。オールスターの目玉選手となる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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