大谷翔平が演じた「史上最高のHR競争」 5分振りまくり&再延長が「凄まじかった」

健闘を称えあうエンゼルス・大谷翔平(右)とナショナルズのソト【写真:Getty Images】
健闘を称えあうエンゼルス・大谷翔平(右)とナショナルズのソト【写真:Getty Images】

延長でも決着つかず3スイング対決「このバトルだけでお腹いっぱい」

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われたホームランダービーに日本人で初めて出場し、惜しくも1回戦で敗れた。フアン・ソト(ナショナルズ)との対戦は延長の末に28本で並び、最後は3スイング限定の対決で決着。計5分間も振り続け、再延長まで及んだ今ダービー最高の“大激闘”に「なんてショーだ!」「史上最高のHRダービー」と称賛の声が相次いでいる。

 持ち時間3分間とボーナスタイム1分間でソトが22本放ったのに対し、大谷も22本の同点に。1分間の延長戦に入り、ソトが6本、大谷も6本でまたも同点となって再延長に入った。3スイング限定の勝負では、ソトが全てをスタンドイン。大谷は1本目をミスショットし、その時点で決着がついた。

 ピート・アロンソ(メッツ)の連覇で幕を閉じたダービー。最も激しい戦いだったのが、「大谷vsソト」だった。MLB公式ツイッターは、2人がハグを交わしている写真を投稿。「壮大な戦いの後のリスペクト」とのメッセージを添えた。

 振りに振りまくり、スタンドを大熱狂させた両人に対し、ファンも続々と反応。「このバトルだけでお腹いっぱい」「なんて素晴らしいラウンドだ」「凄まじかった。とても楽しかった。しかもオオタニは明日投げないといけない。アメージングだ」「これこそ野球のあるべき姿」などと称賛のコメントが並んだ。

 大谷は翌13日(同14日)のオールスターゲームには「1番・投手」で出場する。日本人投手のオールスター戦先発は、1995年の野茂英雄以来26年ぶり史上2人目。次は二刀流でファンの度肝を抜く。

(Full-Count編集部)

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