HR競争に突如現れた「絶好球マスター」 64歳おじいちゃん打撃投手の鬼制球が話題

打撃投手を務めたデーブ・ヤウスコーチ(左)とピート・アロンゾ【写真:Getty Images】
打撃投手を務めたデーブ・ヤウスコーチ(左)とピート・アロンゾ【写真:Getty Images】

アロンソ連覇を支えた“名投手”が話題「ホームランダービーの本当のMVP」

 エンゼルスの大谷翔平投手も出場し、特大弾が飛び交ったMLBのホームランダービー。メッツ・アロンソの連覇の陰には、“真のMVP”がいた。打撃投手を務めた64歳のデーブ・ヤウス(メッツベンチコーチ)は、ことごとく打ちやすい真ん中高めに投げ、本塁打を演出。あまりの正確さを見せた“おじいちゃん打撃投手”は米で話題となり「マシンもこんなに正確じゃない」「絶好球マスター」と称賛の声が上がっている。

 精密機械とはこのことだ。まるで同じ場面を繰り返し見ているようなシーンが続いた。ゆったりとしたフォームから投じられた緩い球は、吸い込まれるように真ん中高めへ。右打席のアロンソは、待ってましたというばかりに強振し続け、スタンドに次々と放り込んだ。

 米テレビキャスターのゴードン・ボイト氏は、正確さが一目瞭然で分かる投球チャート図を添え「デーブ・ヤウスコーチの本当に理解できないほどすごいパフォーマンスだ。64歳!」とツイート。ファンからも「球宴のサイ・ヤング賞」「ホームランダービーの本当のMVP」「とんでもない一貫性」「史上最高の打撃投手?」とのコメントが並んだ。

【画像】ことごとく“真ん中高め”に投げられたことがよく分かる投球チャートの図

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