剛腕コールが投じた“究極の1球” 163kmアウトローは「ビデオゲームに出てくる球」

Rソックス戦に先発したヤンキースのゲリット・コール【写真:AP】
Rソックス戦に先発したヤンキースのゲリット・コール【写真:AP】

コールはアウトローぎりぎりに163キロを投じて三振を奪った

■Rソックス 6ー2 ヤンキース(日本時間24日・ボストン)

 ID野球で一時代を築いた希代の名将、野村克也氏曰く「投球の原点はアウトロー」。打者の目から最も遠いコースに直球を投げ切ることが投手には何よりも重要だという。ヤンキースの剛腕ゲリット・コール投手がアウトローぎりぎりに投じた直球は101.3マイル(約163キロ)を計測。ファンからは「信じられない」などと驚きの声があがっている。

 23日(日本時間24日)に敵地で行われたレッドソックス戦に先発したコールは、5回を投げて6安打8奪三振2四球3失点で5敗目(10勝)を喫した。しかし、これ以上ないと言えるような“究極の1球”がファンの度肝を抜いた。3回1死一、二塁でボガーツに対してフルカウントから投じた6球目は101.3マイルを計測。アウトローぎりぎりに決まり、見逃し三振を奪っている。

「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はこの1投を自身のツイッターに投稿。ファンからは「極めてエグイ……」「ビデオゲームに出てくる球」「脱帽するしかない時もある」「欠点のないえげつなさ」と、そのスピードとコントロールを称賛する声が相次いだ。

「ボールだ」と主張するファンもいるが、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番リンジー・アドラー記者は自身のツイッターに「(データ解析ツール)スタットキャストはこう言っている」として画像を投稿。その画像ではコースぎりぎりに決まっていることが分かる。

【動画】「ビデオゲームに出てくる球」と称賛されたコールの163kmアウトロー

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