大谷翔平は敵地でも大人気 ツインズ選手から握手&記念撮影「見られて嬉しい」

22日の試合前には元同僚のシモンズと談笑する場面も【写真:Getty Images】
22日の試合前には元同僚のシモンズと談笑する場面も【写真:Getty Images】

マルチ二塁打と躍動、試合前はツインズ選手からも大人気だった「間違いなくファンなんだ」

 まるでビジターとは思えない。「ショウヘイ・オオタニ」。名前が場内にコールされると、地元の人気選手のような歓声が上がった。初回1死で先制劇の口火を切る右中間二塁打を放つと、8回2死には右越え二塁打。4試合ぶりマルチ安打に敵地も拍手喝采だった。

 敵軍からも大人気だった。試合前練習でブルペン入り。練習後にツインズ関係者から記念写真、新人のニック・ゴードンらには握手を求められた。「ショウヘイのような選手に会えるのは素晴らしいこと。僕は野球が大好きで、野球界にとっても間違いなく素晴らしい存在。オールスターで投打でプレーする選手を見るとは夢にも思わなかった。間違いなくショウヘイのファンなんだ」。ゴードンは野球少年のように目を輝かせた。

 前田健太への挨拶中には巨漢大砲からイジられた。中堅付近で約12分ほど談笑。その最中に一塁で守備練習していた通算146発サノから、何球も山なりのボールを投げられた。二刀流に興味津々の様子だった。サノ自身は2017年の本塁打競争で準優勝。球宴明けの難しさを分かっている。「オオタニを見ることができて嬉しいよ。彼には才能がたくさんある。大丈夫。これからも大活躍するさ」。その言葉に熱がこもった。

 敵地ターゲット・フィールドでの4連戦。ツインズは地区最下位で終戦モードながら、22日は今季最多2万3337人。23日も2万1384人、この日も2万2240人と集まった。球場関係者は「投げないのは残念だけど、みんなオオタニを見たいんでしょう」と語った。オールスター戦では600個のボールなどにサインしたと報じられている大谷。まだまだフィーバーは続きそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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