1回持たず7失点KOから3戦連続QS マドン監督が評価する大谷翔平の“自己修正能力”

「彼は臨機応変に修正を加えることができるぐらい優れている」
■エンゼルス 6ー2 ロッキーズ(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のロッキーズ戦でメジャー自己最多5勝目を挙げた。試合後のジョー・マドン監督からは大谷の自己修正能力の高さを伺わせるコメントが相次いでいた。
大谷は5回にソロを浴びたものの7回5安打1失点、5奪三振無四球と危なげない投球を見せた。圧巻だったのはこの日の最速を記録した7回2死からヌニェスを空振り三振に仕留めた99.7マイル(約160.5キロ)。
マドン監督も最後のボールでギアを一段階上げた大谷の投球に「あれが最後の球だということが分かっていたと思う。その気になればいつでもタンクに力があって、適切なときに引き出すことができる」と目を細める。
6月30日(同7月1日)のヤンキース戦では1回持たず7失点KOとなったが、その後の登板は全3試合でクオリティスタート(6イニング以上、自責3以内)を達成。指揮官もこの日の登板から「明らかに刺激を受けている」と感じているようだった。
「オオタニはニューヨークでの出来事が全く気に入っていなかった。だからそれについてなにかしないと、と工夫する。自発的に行動し、自らを奮い立たせることができる。彼は臨機応変に修正を加えることができるぐらい優れている。だからあの先発登板からこのように復調したことも私にとっては驚きではないよ」
打撃では両リーグトップの35本塁打、投げては自己最多の5勝目をマーク……。今シーズン、二刀流を完全復活させた大谷はどこまで進化した姿を見せるのか注目だ。
(Full-Count編集部)
