「日本でバントは重要なスキル」侍ジャパンの逆転サヨナラ勝ちを米メディアはどう見たか?

同点スクイズを決めた侍ジャパン・甲斐拓也【写真:Getty Images】
同点スクイズを決めた侍ジャパン・甲斐拓也【写真:Getty Images】

AP通信が日本対ドミニカ共和国戦を分析「MLBのファンよ、心しておくように」

■日本 4ー3 ドミニカ共和国(28日・グループリーグ・福島)

 東京五輪の野球競技が28日にスタートした。日本は2点を追う最終回に劇的なサヨナラ劇で白星発進。小技を絡め粘り強い攻撃を見せた侍ジャパンの“執念”をAP通信は「MLBのファンよ、心しておくように。バントは東京五輪ですでに重要だ」と伝えている。

 土壇場から勝利を手にした侍ジャパンを海外メディアはどう見たのか? 先取点を許し9回は2点を追う展開から村上の適時打、甲斐のセーフティスクイズで同点、そして最後は坂本がサヨナラ打を放ち終止符を打った。

 逆転劇のなかでも注目したのは甲斐の同点スクイズで「完璧な所に転がした」とし、「西半球の野球ファンからすれば予想だにしないプレーかもしれないが、日本ではとても重要なスキルだ」と、勝負所で見せた“スモールベースボール”を称えていた。

 ドミニカ共和国のボルグ監督の試合後コメントも紹介。小技を絡める得点パターンは「日本ではよくあるプレーで、私たちも起こるかもしれないと予想していたものだった。残念ながら、正しく対処することができなかった」と反省を口にしていた。

 ヒヤヒヤのサヨナラ勝ちでも日本の評価は変わらないと見ているようで「国内でのメダルへの期待値は高い」と指摘。また、この試合で登板し6回2安打無失点、9奪三の快投を見せた山本については「米国本土での将来もあるかもしれない」と、高く評価していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY