夏の甲子園、出場49校が出揃う 大トリ東東京は二松学舎大付が3年ぶり4度目悲願

夏の甲子園に出場する全49代表が決定!
夏の甲子園に出場する全49代表が決定!

初出場は5校、最多出場は北海(南北海道)の39度目

 全国高校野球選手権の東・西東京大会決勝が2日、東京ドームでそれぞれ行われ、西東京は東海大菅生が国学院久我山に8-3で勝利。4年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めた。その後に行われた東東京では二松学舎大付が関東一に5-1で勝利し、3年ぶり4度目の悲願。これで各都道府県の代表校を決める地方大会が全て終了し、出場49校が出揃った。

 選抜8強の東海大菅生は、3-3で同点の4回1死一、三塁で1番・千田光一郎外野手(3年)が左翼席に勝ち越しの3ラン。さらに千田は9回のマウンドにも上がり、3人で締めた。投打の活躍に若林弘泰監督も「千田劇場でしたね」と、褒め称えた。一方、二松学舎大付はプロ注目左腕のエース・秋山正雲投手(3年)が6回まで無安打で、3安打完投。打線も7回に3点、8回に1点と終盤に加点し、攻守が噛み合った。

 出場49校のうち、初出場は東北学院(宮城)、鹿島学園(茨城)、京都国際、新田(愛媛)、東明館(佐賀)の5校。最多出場は北海(南北海道)の39度目で、最多連続出場は作新学院(栃木)の10大会連続。最長ブランク出場は帯広農(北北海道)の39年ぶりとなった。

 地方大会では、選抜優勝の東海大相模(神奈川)や星稜(石川)などが新型コロナウイルス感染によって出場辞退。13大会連続で夏の甲子園に出場していた聖光学院(福島)や、仙台育英(宮城)など強豪校が敗れる波乱もあった。選抜で活躍した中京大中京・畔柳亨丞投手や市和歌山・小園健太投手、天理・達孝太投手らドラフト上位候補も甲子園の土を踏むことは叶わなかった。

【表】2年ぶり開催の夏の甲子園、全49代表が決定! 第103回全国高等学校野球選手権大会出場校一覧

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