五輪で話題のリリーフカーはどうやってできた? 原型からの“様変わり”を米特集
米ヤフースポーツが仕様を紹介、天井と座席一列を取り除いてカスタム
東京五輪の野球競技で注目を集めているリリーフカー。レトロっぽいデザインと、ふんだんに“野球感”をあしらった愛らしい姿が好感を呼んでいる。米ヤフースポーツでは、その詳細を大特集。原型となった車両から“様変わり”していることや、スピードまで紹介している。
記事では、リリーフカーが今大会で最も注目を集めているひとつだとして、基本情報を掲載。選手村周辺で使われているトヨタ製のAPM(アクセシブル・ピープル・ムーバー)をカスタムした車両で、通常の仕様では最大5人乗りとも。リリーフカーでは、天井と座席が一列取り除かれている。
さらに、少なくとも時速19キロまでは出るとも言及。ダッシュボードのボタンで、前面のディスプレイの文字を変えられることも説明した。会場となっている横浜スタジアムを本拠地とする米国代表のタイラー・オースティンのコメントも紹介。DeNAの助っ人は「このカートは見たことはなかったよ。リリーフ投手を連れていくカート(いやカーと言うべきか)はあるけど、それはこれとはちょっと違うんだ」と話した。
オースティン以外の選手の声も掲載しており、イスラエル代表のジェイク・フィッシュマン(マーリンズ傘下)は「MLBに加えたらおもしろいことだと思うし、野球ファンは楽しんでいるように思うね。カートに乗ることを強要されるわけじゃないから、走っていくことを好む投手はそうすればいいし」と話した。白球の行方だけでなく、グラウンドをゆっくり走る存在にも熱い眼差しが送られている。