大谷翔平、2か月連続の月間MVPなるか? 7月2冠王らライバルの成績は…

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷はリーグ月間最多9本塁打、リーグトップのOPS1.067を記録

 エンゼルス・大谷翔平投手は2か月連続の月間MVPに選ばれるのか。自身初の月間MVPを受賞した6月に続き、7月も好調をキープ。23試合出場し、打率.282、9本塁打、19打点、4盗塁を記録した。月間MVPを複数回受賞すれば、日本人野手では史上初となるが、果たしてライバルは? 7月の月間成績を徹底比較した。(リーグ15試合出場以上)

 大谷が7月に放った9本塁打はインディアンス・レイエス、タイガース・ハースと並んでリーグトップタイ。打率.282はリーグ23位、19打点はリーグ8位だったとはいえ、長打率.671、OPS1.067はリーグトップ。4盗塁もリーグトップに1個差。勝負を避けられることが目立った7月はリーグ3位の16四球を選び、出塁率.396はリーグ6位だ。

 ライバルは月間2冠のタイガース・ハース、インディアンス・レイエス、レッドソックス・デバースか。5月にメジャー契約を結んだ28歳捕手・ハースは打率.265ながらも、リーグトップタイ9本塁打、リーグ断トツの29打点、OPS.945をマーク。レイエスは打率.309、9本塁打、リーグ2位タイ22打点、OPS1.008。デバースは打率.310、8本塁打、20打点、OPS1.021とそれぞれ好成績を残した。また、大谷と1、2番コンビを組んだフレッチャーはリーグトップの打率.349のハイアベレージを記録。まさに群雄割拠の7月となりそうだ。

 月間MVPの対象選手は打者で投手には月間最優秀投手がある。大谷は7月に投手として3試合に先発登板し、2勝0敗、防御率1.35をマーク。20イニングを投げて17奪三振、1四球と安定感抜群だった。二刀流なら文句なしの月間MVPとなりそうだが……。

 メジャー全体でも2か月連続で月間MVPを受賞するケースは少なく、大谷が獲れば2012年8、9月のチェイス・ヘッドリー(パドレス)以来9年ぶりとなる。今季のMVP有力候補に挙がる大谷が7月も栄冠をつかめるのか注目だ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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