大谷翔平、親指負傷の影響は「ほぼないですね」 復帰登板は6回1失点で6勝目

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)
会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

6回での降板に「最後にもう1回投げれれば一番良かかったかな」

■エンゼルス 2ー1 レンジャーズ(日本時間5日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのレンジャーズ戦で、メジャー自己最多を更新する6勝目を挙げた。「2番・投手」で投打同時出場。6回を4安打6奪三振1失点で、6月から自身5連勝。打席では3打数無安打だった。チームを2連勝に導いた好投に、試合後の会見では「球数はいい感じにきていたんですけど、最後にもう1回投げれれば一番良かったかな」と振り返った。

 初回1死からロウに左翼線二塁打を浴び、さらに暴投が絡んで1死三塁に。いきなりピンチを背負ったが、ガルシアを浅い右飛に打ち取ると、ハイムを右飛に仕留めて事なきを得た。2回以降は危なげない投球を披露。6回は先頭のカイナーファレファに二塁打を浴びたのをきっかけに1死三塁を招いて遊ゴロの間に1点を失ったが、1点リードのままマウンドを下りた。この日の最速は99.2マイル(約159.6キロ)で、防御率は3点台を切って2.93になった。

 打者・大谷としては、第1打席は空振り三振、第2打席は一ゴロ、第3打席は右飛で打率.272に。降板後は守備につかず、お役御免となった。チームは3回に先制すると、5回にはメイフィールドの6号ソロで加点。大谷の降板以降は、リリーフ陣がなんとか踏ん張って逃げ切った。

 大谷は当初8月1日(同2日)に先発する予定だったが、ダグアウトに飛び込んできたファウルで右手親指を痛めた影響で後ろ倒しに。患部の影響については「ほぼないですね」と語った。6回の失点については「余計だったかなと。あのまま2-0で渡せれば良かった」と反省。スライダーなど変化球を多投したことには「単純に浅いカウントのまっすぐ狙いだなという感じだったので、変化球を打たせていこうという感じでした」と振り返った。

 マウンドを重ねるたびに増す安定感。5月28日(同29日)のアスレチックス戦で今季1敗目を喫して以来、6月以降は負けなしの5連勝に。メジャー1年目の4勝と合わせ、米通算10勝となった。7月以降、4試合連続でクオリティスタート(6イニング以上で自責点3以下)を達成し、投手・大谷としても躍動を続けている。

(Full-Count編集部)

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