元ハム中村勝がメキシコで“無双” 9試合8勝0敗で最多勝&最高勝率のタイトル獲得

2020年は豪州でプレーしていた中村勝【写真:タカ植松】
2020年は豪州でプレーしていた中村勝【写真:タカ植松】

先発として9試合に登板し8勝0敗、リーグ4位の防御率3.25

 5月に開幕したメキシカンリーグのレギュラーシーズンが5日、終了した。元日本ハムで「マリアッチス・デ・グアダラハラ」でプレーする中村勝投手は最多勝と最高勝率の2つのタイトルを獲得。先発として9試合に登板し8勝0敗、52回2/3を投げ46奪三振、防御率はリーグ4位の3.25だった。

 チームは46勝17敗、勝率.730で北地区を首位で終え、南北各地区9チーム中6チームが出場できるプレーオフへの進出を決めた。

 同リーグは公式ツイッターで個人タイトルを獲得した中村を「ゲームリーダーを獲得」と日本語の見出しを付けて紹介。「日本の春日部出身で、マリアッチスでデビューした29歳のスター右腕は52回2/3を投げ、46の三振を奪った。この国のリーグにはまだわずかな日本人しか来ていないが、中村はその存在感を高めた。2019年にブラボス・デ・レオンで154三振を奪い、奪三振王に輝いた久保康友に続くタイトルホルダーとなった」と、好成績を称えた。

 またリーグ終盤にエル・アギラ・デ・ベラクルスに加入した、元楽天、DeNAの濱矢廣大投手は3試合に登板。1勝1敗、防御率4.05。13回1/3を投げ、24三振を奪った。アギラは35勝31敗の南地区4位でプレーオフに進出した。

 本塁打王争いはかつて広島でプレーしたドミニカ人同士の争いとなり、サラペロス・デ・サルティージョのライネル・ロサリオが20本塁打でタイトルを獲得。ブラボス・デ・レオンでプレーするハビエル・バティスタ外野手は19本塁打でリーグ2位だった。

(Full-Count編集部)

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