ダルビッシュ、恩師・若生正広さん悼む「大きな愛を」「笑顔で育てていただいた」
東北高校時代の若生監督が7月に死去「そろそろ会いたいなと思っていた時に…」
■パドレス 6ー2 Dバックス(日本時間8日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し7回4安打2失点の好投を見せたが勝敗は付かず。試合後には、7月に亡くなった東北高監督時代の恩師・若生正広さんにも言及し「残念な思いもあるが、教えてもらったことを思い出して前に進んでいきたい」と語った。
東北高時代は2003年夏に準優勝を果たすなど春夏計4度の甲子園に出場したダルビッシュ。肝臓がんのため70歳でこの世を去った若生さんについて「ずっと、どこかで言わないといけないと思っていた」と、この日の試合後に初めて恩師について口を開いた。
大阪から名門・東北高に進学しドラフト1位で日本ハムに指名。日本で活躍してメジャーリーガーになった現状を振り返り「やっぱり自分がここにいるのは若生監督、周りのコーチの方々、先輩後輩がいないと自分はここに絶対いない。今でも考えられないような高校生活を送らせてもらっていたので。その人たちがいないとありえなかった。やるのも勇気がいると思うし、大きな愛を自分たち選手に優しく、いつも笑顔で声をかけて育てていただいた」と感謝した。
若生さんとは卒業以来、会っていなかったことを明かし「そろそろ会いたいなと思っていた時に……。こっち(アメリカ)にも来るとの話だった。残念な思いはあるが、教えてもらったことを思い出して、前に進んでいきたい」と今後の活躍を誓っていた。
(Full-Count編集部)