2年ぶり夏の甲子園、見どころは? 筆頭は157キロ右腕、“名将対決”や“選抜再戦”も

5年間で3度目の対決の一方で、103年の歴史で初の対戦も

 選抜準優勝の明豊(大分)は、春の関東王者・専大松戸(千葉)と大会第4日の12日に対戦。明豊は、エース・京本眞投手と巨人・太田龍投手の弟・太田虎次朗投手、財原光優投手の3本柱を中心に大分大会も危なげなく勝ち上がり、優勝候補の呼び声も。対する専大松戸は、吉岡道泰外野手(3年)に注目が集まる。夏の千葉大会決勝では、同点の延長13回にサヨナラ満塁弾を放っている。

 春の選抜で開幕戦を戦ったカードも“再現”。大会第3日に、神戸国際大付(兵庫)と北海(南北海道)が相まみえる。春は神戸国際大付が3-2で延長10回サヨナラ勝ち。さらに、2017年夏の甲子園でも両者は対戦し、ここでも5-4で神戸国際大付が勝利している。北海にとっては3度目の正直なるか。150キロ左腕・木村大成投手(3年)を中心に、今大会最多の39回出場を誇る名門がリベンジに燃える。

 103回を迎える夏の甲子園、93回を誇る選抜大会を通じて初となる“県勢同士”の対戦も。大会第2日に対戦する初出場の東北学院(宮城)と3年ぶり13回目の愛工大名電(愛知)。両県とも強豪校が多くあるが、意外にも「愛知vs宮城」はこれまでなかった。

 注目選手や好カードだけでなく、大舞台で一気に花開きそうなブレーク候補も多い。東京五輪を終え、今後は夏の甲子園に熱戦は引き継がれる。

(Full-Count編集部)

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