投手・大谷翔平に求めるものは何もない 指揮官称賛「今までの活躍を上回るのは難しい」

試合前の会見に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
試合前の会見に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

投手大谷は2か月半負けなし6連勝、5試合連続クオリティスタートを達成

 エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日・試合開始10時38分)、本拠地・アストロズ戦で「1番・指名打者」で先発出場する。2試合ぶりの39号本塁打に期待がかかる。ジョー・マドン監督は試合前に報道陣の取材に応じ、リアル二刀流で7勝目を挙げた前夜の投球を改めて称賛した。

 大谷は12日(同13日)の本拠地ブルージェイズ戦で「1番・投手」で投打同時出場。6回3安打2失点の好投で7勝目を挙げた。打撃では初回に左中間二塁打を放ち、3打数1安打1四球。投打でチームの勝利に貢献した。一夜明け、マドン監督は「もう少し投げたかったのだろう。6~7回投げて、非常に効率的な投球をしていた。それが私としては嬉しい限りだ」と称えた。

 開幕から先発投手、指名打者でフル回転している。投手では2か月半負けなしの6連勝。5試合連続クオリティスタートと安定した投球を見せているが、試合後に「自分の中でのマックスに良い状態ではない。もっともっと思い切りよく、体全体を使って、まだまだいけるんじゃないかなと思っています」と語っていた。

 指揮官はその発言に触れ、「彼が昨日言っていたのは、打者として貢献し、投手としてさらに長いイニングを投げたいということだと思う。現状においてはこれまでの活躍を上回るのは難しいことだと思う」。指揮官から注文をつけることは何もないようだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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