大阪桐蔭が降雨コールドで2回戦進出 小雨の中で試合開始も、雨が強くなり続行不可能に

大阪桐蔭が東海大菅生を7-4(8回表途中降雨コールド)で下し初戦を突破【写真:共同通信社】
大阪桐蔭が東海大菅生を7-4(8回表途中降雨コールド)で下し初戦を突破【写真:共同通信社】

選抜8強の東海大菅生は無念、8回1死一、二塁で中断→コールドに

 第103回全国高校野球選手権大会第5日が17日、甲子園球場で行われ、第1試合は3年ぶりの優勝を目指す大阪桐蔭(大阪)が東海大菅生(西東京)を7-4(8回表途中降雨コールド)で下し、2回戦にコマを進めた。

 大阪桐蔭は初回、2死二塁で4番・花田旭外野手(3年)がバックスクリーンへ飛び込む2ランを放ち先制。3回には2番・藤原夏暉内野手(3年)が左翼ポール際へ、前田健伸内野手(3年)がバックスクリーン右へ、この回2本塁打を放ちリードを広げた。

 4点リードの7回、先発・松浦慶斗投手(3年)が3点を失い、1点差まで迫られるも、その裏に2死一、二塁から代打・田近介人捕手(3年)が右越え二塁打を放ち2点を追加。試合の主導権を渡さなかった。

 試合は小雨が降る中で開始され、5回以降雨脚が強くなり、グラウンドには水たまりができた状態に。イニングが終わるごとにマウンドと打席に土が追加され、試合は続行されたが、8回表に東海大菅生が1死一、二塁としたところでついに中断。その後も雨が弱まらず、降雨コールドゲームとなった。

「夏の甲子園」で、天候やグラウンド不良により試合続行不可能と判断された際のコールドゲームは、7回完了もしくは7回表が終了(後攻がリードしている場合)した場合に適用される。降雨コールドゲームは1998年の専大北上対如水館(7回裏2死、6-6で引き分け再試合)以来となる。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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