智弁学園が横浜に快勝! エース西村が8回0封&前川は甲子園初アーチ含む3安打4打点

横浜戦に先発し8回無失点と好投した智弁学園・西村王雅【写真:共同通信社】
横浜戦に先発し8回無失点と好投した智弁学園・西村王雅【写真:共同通信社】

前川は4回に中堅フェンス直撃の2点適時打、6回にはバックスクリーン左へ2ラン

 第103回全国高校野球選手権大会は21日、阪神甲子園球場で行われ、智弁学園(奈良)が5-0で横浜(神奈川)を下し3回戦進出を決めた。先発の西村王雅投手(3年)が8回7安打無失点の力投を見せると、プロ注目の前川右京外野手(3年)は甲子園初本塁打を含む3安打4打点の活躍だった。

 投打の中心が甲子園で躍動した。先発の左腕エース・西村は走者を出しながらも要所を締め8回を投げ7安打無失点。9回は背番号「10」の小畠一心投手(3年)が締め完封リレー。西村は初戦から16イニング連続無失点と安定感抜群の投球を続けている。

 打ってはこの日「1番・左翼」で出場したプロ注目の前川が大爆発。初回の第1打席で右前打、4回1死満塁で迎えた第2打席では中堅フェンス直撃の2点タイムリー、さらに6回無死一塁で迎えた第3打席ではバックスクリーン左へ自身甲子園初本塁打となる2ランを放ち貴重な追加点を叩き出した。

 守っても前川は7回。2死一、二塁から安達大和外野手(3年)が放った左前打を処理すると本塁へワンバウンドの好返球を見せエース西村を助けた。

 1年生から甲子園を経験している2人が期待通りの活躍を見せ智弁学園が横浜との“強豪対決”を制した。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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