夏の甲子園準決勝の見どころ なるか決勝での系列校対決、初出場初優勝狙う学校も

京都国際・森下瑠大(左)と智弁学園・西村王雅【写真:荒川祐史】
京都国際・森下瑠大(左)と智弁学園・西村王雅【写真:荒川祐史】

投手陣の安定感光る智弁学園、初出場Vかかる京都国際

 また、第2試合は午前11時30分の開始予定。智弁学園(奈良)と京都国際(京都)の対戦だ。智弁学園は2016年春に全国優勝しているものの、夏は1995年の4強が最高成績。初の決勝進出をかけた戦いとなる。

 ここまで4試合でわずか6失点。左の西村王雅投手(3年)と、右の小畠一心投手(3年)を中心とした投手陣は安定感抜群だ。打線も前川右京外野手(3年)がこの大会2本塁打しており、左打席からの鋭いスイングが目を引く。明徳義塾との準決勝では1-1で迎えた9回、表に1点を失ったものの、裏の攻撃で岡島光星内野手(3年)がサヨナラ打を放った。

 決勝で、系列校の智弁和歌山と対戦する可能性もある。両校が甲子園で当たったのは2002年夏の3回戦が唯一で、当時は智弁和歌山が7-3で勝っている。

 対する京都国際は、夏の甲子園に初出場。ここまでの3試合で前橋育英(群馬)、二松学舎大付(東東京)、敦賀気比(福井)という強豪をいずれも僅差で破り、勝負強さが目を引く。左腕エースの森下瑠大投手を始め、スタメンに2年生が5人並ぶのが特徴だが、準決勝では2-2の9回、松下恵富中堅手(3年)が右前にサヨナラ打。上級生と下級生の力を融合させ勝ち進んできた。

 初出場校の優勝は第1回大会を除くと過去14校で、京都国際が果たせば2013年の前橋育英以来。快挙なるか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY