上限いっぱい「支配下70人」は3球団のみ 補強期間終了…セパの“最終陣容”は?

巨人・原監督、ソフトバンク・工藤監督、ロッテ・井口監督(左から)【写真:荒川祐史】
巨人・原監督、ソフトバンク・工藤監督、ロッテ・井口監督(左から)【写真:荒川祐史】

8月いっぱいで補強期間が終了、上限70人は巨人&ソフトバンク&ロッテ

 日本野球機構(NPB)は31日、野球協約に規定される新規選手契約可能期間や選手契約の譲渡可能期間が終了したと発表した。9月以降は、ウェーバーの請求による選手契約の譲渡を除き、支配下選手の譲渡や受け入れはできない。事実上の補強終了となり、12球団の“最終陣容”が固まった。

 支配下登録の上限となる「70人」に達したのは、セ・リーグでは巨人のみ。8月20日には、暴力問題を起こして出場停止となっていた中田翔内野手を日本ハムから無償トレードで獲得。同30日には、2017年ドラフト1位右腕の鍬原拓也投手と喜多隆介捕手を育成選手から昇格させて70人となった。

 パ・リーグはロッテとソフトバンクが上限いっぱいに。ロッテは期限最終日となったこの日、元広島・小窪哲也内野手の加入を発表。ソフトバンクはその前日となる30日、育成の渡邉陸捕手と支配下契約を結んだことを発表した。

 69人で終えたのは阪神、中日、広島、オリックス、楽天の5球団。ヤクルトとDeNA、日本ハムは68人で期限を迎えた。12球団で最も支配下選手数が少なかったのは、西武の67人。8月に日本ハムから公文克彦投手と平沼翔太内野手を獲得したが、2対2のトレードだったため人数は変わらず。エルネスト・メヒア内野手が退団したが、土壇場での補強はなかった。

 シーズンは残り40試合前後となり、セ・リーグは巨人、阪神、ヤクルトの混戦状態。パ・リーグは、首位オリックスを僅差でロッテや楽天が追う。佳境を迎える9月以降、整えた戦力の起用も注目される。

(Full-Count編集部)

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