残り38試合で首位と5ゲーム差… 鷹・工藤監督が思い描く“勝負所”はいつ?

工藤監督が待ち望む森、モイネロ、岩嵜の1軍復帰

「僕が考えているのは後ろの3人が戻ってくること。打線的にはグラシアルが戻ってくるだけで変わってくる。そういう時にみんなの安心感というか『自分がやらなきゃ』というところから『次へ次へ』という気持ちが強くなるでしょうから。それがチームかなと思うので。我慢するところは我慢し、耐えるときは耐えてやっていかないと。いまがそういうときです。勝った負けたはあると思いますが、その中で39試合の中でどう頂点を目指すか」

 後ろの3人とはもちろん守護神の森唯斗、セットアッパーのモイネロと岩嵜翔の3人だ。チームにとって不可欠な「勝利の方程式」がそっくりそのまま離脱している現状はどうしても苦しい。ここまで奮闘してきた若いリリーフ陣も、ここにきて綻びが見え始めてきている。勝負の終盤戦、オリックスを追いかけ、白星を積み重ねていくためには、鉄壁のリリーフ陣が欠かせないのだ。

 守護神の森はこの日、ウエスタン・リーグの広島戦で1イニングを無安打無失点に封じた。登板後の状態を確認し、問題なければ、週明けにも1軍に復帰できる見通しだ。岩嵜も近く2軍戦で復帰登板する予定。モイネロも復帰への階段を上ってきている。グラシアルの復帰時期だけは未知数ながら、救援陣を整備できれば、との思惑が指揮官にはある。

 残りは38試合。首位オリックスとは5ゲーム差。苦しい状況であることは間違いないが、指揮官は試合前に「39試合『も』あると思うのか、39試合『しか』ないと思うのか」とも語っている。百戦錬磨の指揮官が思う勝負どころはまだ先に……。まだ諦めるには早すぎる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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