「どれだけ愛されていたか知ってほしい」木下雄介さん追悼試合、舞台裏公開の思い

8月3日に急逝した中日・木下雄介さん【写真:荒川祐史】
8月3日に急逝した中日・木下雄介さん【写真:荒川祐史】

27歳の若さで急逝、チームメートが示した木下さんへの気持ち

 中日は、5日に本拠地・バンテリンドームで行われた木下雄介さん追悼試合の舞台裏映像を公式YouTubeチャンネルで公開している。8月3日に急逝した27歳右腕に思いを寄せた映像には、選手たちの涙や、遺族にウイニングボールを届けた様子も。チームメートや球団関係者だけでなく、ファンの胸の中にも永遠に刻み込んでほしいという思いを込め、製作した。

 木下さんは今年3月のオープン戦で右肩を脱臼し、4月に右肩前方脱臼修復術とあわせて右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。動画の冒頭では、懸命にリハビリに励む姿も収められており「焦らずあのマウンドに上がれるように頑張っていきたいと思います」と語っていた。

 追悼試合を2-0で勝利を飾った直後、選手たちのベンチ裏での様子も紹介。同性の木下拓哉捕手は、ミットに「雄介」と記していたことを披露した。様々な人たちの思いや姿が切り取られた動画。球団の担当者は「監督やコーチ、選手たちの木下さんを偲ぶ思いと、木下さんがどれだけ愛されていたかをファンの方々にも知ってほしいと思います」と語った。

【実際の映像を見る】中日球団が制作した木下雄介さん追悼試合の舞台裏映像

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