大谷翔平が続ける二刀流の躍動 ダルビッシュが語る凄み「好きじゃないと疲れる」

パドレス・ダルビッシュ有(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
パドレス・ダルビッシュ有(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷との初対決は実現せず「最初はライトで出ると思っていた」

 8日(日本時間9日)のエンゼルス戦で79日ぶりの白星をマークしたパドレスのダルビッシュ有投手。この試合では熱望していた大谷翔平投手との初対決は実現しなかったものの、試合後には改めて、シーズンを通して二刀流として出場を続ける“後輩”の凄さに感嘆していた。

 この日は6回まで3安打1失点とエンゼルス打線をねじ伏せたダルビッシュ。初回を3者連続見逃し三振に仕留めると、味方打線の大量援護もあって6月21日(同22日)の本拠地・ドジャース戦以来79日ぶりの勝ち星を挙げた。ただ、大谷はDH制がないためベンチスタート。そのまま出番なく試合は終わった。

 試合後の会見でダルビッシュは「だいぶ会ってなかったので久しぶりに会えてすごく嬉しかった。対戦したかったですけど、なかったので残念です」とコメント。大谷との対戦は想定していたようで「100%出ると思っていたし、最初はライトで出ると思っていた。代打では確実にくるだろうと、イメージはできていました。でも、来ないまま終わったのでなんだったんだろうという感じ」と“肩透かし”に終わった心境を口にしていた。

 ただ、この時期まで二刀流としての出場を続け、メジャートップの43本塁打を放っていることには感嘆。「どっちもやるって言うのは好きじゃないと疲れるんですよ」とし、続けて「皆さん、ゴルフをされる方もいると思いますけど、全く関係ない仕事で朝起きるのきついけど、ゴルフだったら起きられるとかある。そういうことが彼には起きているのかな」と例え話を交えて語った。

 前日の練習中にはカブス時代の監督だったジョー・マドン監督と大谷とともに10分ほど談笑していたダルビッシュ。「ジョー(マドン監督)とも話しましたけど、エンゼルス、マドン監督がしっかりうまいこと管理しているんだなと感じました」と語り、指揮官とチームのマネジメント力も称えていた。

(Full-Count編集部)

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