大谷翔平、挑む史上初の大記録 103年ぶり「10勝&10発」だけじゃない快挙とは?

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「2桁勝利&2桁本塁打」はベーブ・ルース以来だが…

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地でのアストロズ戦に今季10勝目をかけて先発登板する。10勝目をあげれば、1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶり(ニグロ・リーグを含めれば、1922年のブレット・ローガン以来、99年ぶり)の大記録となる「2桁勝利&2桁本塁打」を達成するとされているが、実はメジャー史上、誰も達成したことのない大記録も同時に達成することになる。

 1918年、ベーブ・ルースは95試合に出場して、打者として317打数95安打の打率.300、11本塁打61打点をマーク。投手としては20試合に登板(19先発)して、166.1イニングを投げて13勝7敗、防御率2.22を記録した。

 一方の大谷は、打者として467打数120安打の打率.257、43本塁打93打点。投手としても20試合に登板(20先発)し、112イニングを投げて9勝1敗、防御率2.97としている。確かに「2桁勝利&2桁本塁打」を達成するのはルース以来、2人目だが、その年に100安打以上を放った選手となると、大谷が史上唯一の選手になる。

 また、ニグロ・リーグで1922年に「2桁勝利&2桁本塁打」を達成したローガンは打者として74試合で241打数89安打15本塁打55打点、投手としては26試合に登板して14勝8敗、防御率2.83となっている。試合数が少ないこともあるが、ローガンも100安打は達成しておらず、「2桁勝利&2桁本塁打&100安打」はメジャーリーグで初の記録となる。

(Full-Count編集部)

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