山本由伸、自身10連勝にも「内容は最悪」 25年ぶりVヘ6回早期降板のメリット

後半戦に入り力投続きだった山本を打線が早めに援護

 チームは四半世紀ぶりの優勝へ向け、激しい首位争いを展開している最中。勝負の秋を前に、今のうちに絶対的エースの負担をなるべく軽減しておきたいのが本音だろう。そんな山本を打線が5回までに6点を奪う猛攻で援護し、6回での降板を可能にした。

 チームは首位のロッテにゲーム差なしの2位。日を追うごとに優勝を争う重圧が増しそうだが、山本自身は東京五輪でプレッシャーは経験済みとも言え「こういう凄く緊迫している状況で野球をすることによって、成長できると思います」と前向きに捉えている。

 さらには「能見(篤史投手コーチ兼投手)さん、平野(佳寿投手)さんをはじめ先輩方がいるので、背負っている感じはそれほどありません。楽しんでやれたらいい」と付け加える。まだまだ伸びる23歳。盛りだくさんの今季、どんな大団円を迎えるのだろうか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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