大谷翔平、44号キング死守弾「意識してやりたい」 4回途中KO2敗目は「修正する前に」

試合後の会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)
試合後の会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

4回途中9安打6失点で今季2敗目「内容もそんなに良くなかった」

■アストロズ 10ー5 エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦で「2番・投手」で出場したが、4回途中9安打6失点で今季2敗目を喫した。メジャー4年目で初の10勝目はお預け。大谷は「スライダーとかカット狙いのケアが多かった。それを修正する前にというか、試す前にランナーが溜まってしまった感じかなと思います」と振り返った。

 なかなかリズムを作れなかった。2点リードの3回2死二塁からブレグマンの中前適時打を浴びると、アルバレスの右翼フェンス直撃の適時二塁打で同点。続くコレアには勝ち越しの中前適時打を献上し、3連打で一気に逆転された。1点リードした4回は先頭・ディアスの死球、暴投などで1死二、三塁のピンチを招いた。アルトゥーベに同点の左前適時打を浴びたところで降板。救援投手も打たれて、3回1/3で1奪三振無四球、9安打6失点。被安打9は渡米後自己ワーストだった。防御率3.36。最速98.7マイル(約158.8キロ)だった。

 6月4日(同5日)の本拠地・マリナーズ戦から自身8連勝だったが、その連勝もストップ。5月28日(同29日)の敵地・アスレチックス戦以来105日ぶりの黒星となった。「内容自体もそんな良くはなかったですし、打ち取っているような打球でも抜けたり、ちょっとついていないなと思ったので。あそこら辺が代え時なのかなと個人的にも思います」。両リーグでは1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来103年ぶりの同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打は次回登板以降に持ち越しとなった。

 バットでは初回1死で先制の44号ソロ。4試合ぶりの一発で、リーグの本塁打王争いでは2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.、ロイヤルズ・ペレスに2本差をつけた。「もちろん取りたいなっていう気持ちもありますし、取りたいなってだけでも取れるものはないので。良い打席を毎日毎日続けて行けたらなと思うので。基本に忠実に毎日1打席を大事にしながら打ちたいなと思います。個人的には意識しながらやりたいなと思っているので。その中で1打席1打席、冷静に打てれば、必ずいい結果が残るかなと思います」と前を向いた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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