プロ入り後初の2桁奪三振も自身5連敗 西武松本に辻監督が与えた称賛と苦言

「どこかこわごわ投げている」厳しい指摘は期待の表れ

 2018年ドラフト1位で日体大から入団した松本は、1年目から7勝(4敗)をマーク。2年目の昨季も開幕から先発ローテーションを守ったが、6勝7敗、防御率4.37と好不調の波が激しく、黒星が先行した。今季は5月8日・ソフトバンク戦から6月28日の同カードまで6連勝したものの、その後は8戦に投げ0勝5敗、白星から遠ざかっている。

 辻監督は以前から、松本を「彼の武器は、打者がスピードガン表示以上に速く感じるストレート」と評し、「もっと大胆に攻めてほしいのだが、どこかこわごわ投げている」ともどかしい思いを吐露してきた。この日の投球については、「(捕手の森)友哉がよくリードして、高めの真っ直ぐをうまく使った。こういう投球をしてくれれば、次回もまた期待できる」と高く評価した。

 1-3の2点ビハインドで迎えた7回、2死から松本剛に外角低めを突いた142キロ速球を中前打されたところで降板。ここでも辻監督はベンチで「低めに投げることを意識し過ぎて、ああやってヒットになってしまうこともある。高めに強い球を自信を持って投げればいい、ということがわかっただろう」と諭した。松本自身は「点の取られ方が悪かったです。長打やホームランで点を与えてしまいましたので」と反省した。

 先発投手陣が「手薄」と言われ続けている西武だが、今季開幕投手を務めた高橋光成、今井達也、20歳の大器・渡邉勇太朗ら、無限の可能性を秘めた若手がひしめいている。首脳陣も試行錯誤しながら成長を促している。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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