なぜDeNAはヤクルトだけにめっぽう弱い? 4勝12敗…三浦監督が分析する“元凶”

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

他のチームとは五分に近い戦いぶり、昨季はヤクルトにも勝ち越し

■ヤクルト 5ー2 DeNA(21日・横浜)

 DeNAは21日、本拠地・横浜スタジアムでのヤクルト戦に2-5で完敗した。シーズン前半のどん底を脱して4位に浮上した前日から一夜、初回に村上に先制36号満塁弾を浴びて連勝は「3」でストップ。今季ヤクルトとの対戦は4勝12敗2分で、7試合を残して負け越しが決まった。優勝を争っているチームは一味違うと言ってしまえばそれまでだが、極端に負けているのはなぜなのか――。

 この日は先発の2年目左腕・坂本裕哉投手が初回、3連打で無死満塁とされ、村上に真ん中高めに浮いた初球のカーブを右翼席中段まで運ばれた。いきなり4点ビハインドはキツい……。すると三浦大輔監督は、2回限りで早々と坂本を諦め、4回から櫻井周斗、ケビン・シャッケルフォード、三嶋一輝、伊勢大夢と4投手をつなぎ必死の防戦。打線も3回無死満塁でタイラー・オースティン外野手が左翼線へ2点適時二塁打を放って反撃ののろしを上げたが、結局追いつけなかった。

 坂本は4勝5敗、防御率4.81に。三浦監督は「思ったところにコントロールできていなかった。もう1度やり直してもらうしかない」と2軍落ちを示唆した。

 今季のDeNAは、開幕直後に8連敗、10連敗を喫し“最下位”に低迷してきたが、セ・パ交流戦では球団史上最高タイの3位。セ・リーグ同士での戦いでも、巨人には6勝9敗5分、阪神には10勝12敗、中日には9勝9敗2分、広島には8勝8敗2分で、ヤクルト以外に大きく負け越しているチームはない。昨季はヤクルトにも12勝11敗1分と勝ち越していた。

 三浦監督は「1イニングで畳みかけられ、踏ん張れていない」と分析する。今季のヤクルトは4番の村上、1番に定着した塩見の成長が著しく、新外国人のオスナ、サンタナも活躍。昨季に比べて得点力が大幅にアップしている。DeNAは投手陣が1イニングに大量失点を喫して劣勢に立ち、12球団随一の破壊力を持つ打線を持ってしても追いつけない展開が目立つ。

 3月30日の初対戦(横浜)で、3点リードの8回に4点を取られて逆転負けを喫したのが“負の連鎖”の始まり。前回対戦の今月11日には、先発の京山将弥投手が初回にいきなり4点を奪われて9-2で大敗した。「負け越しが決まったから終わりではない。まだ試合は残っている。みんなでカバーしながらやっていきたい」と前を向いた三浦監督。「やられたらやり返す」がモットーのチームだけに、このままでは終われない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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