オリックス、猛追も欠如した“打線の繋がり” V争いで吉田正の早期復帰はあるか?

オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

6回4失点で3敗目を喫した宮城「申し訳ない気持ちが強いです」

■楽天 4ー3 オリックス(24日・京セラドーム)

 オリックスは24日、本拠地・京セラドームでの楽天戦に3-4で敗れた。9回に1死三塁の好機を作ったがあと1本が出ず惜敗し中嶋監督も「効果的な1本という所の差ですかね」と敗戦の弁を語った。

 首位奪還に向け重要な初戦を落とした。先発の宮城が6回を投げ自己ワーストタイの4失点、プロ入り初の連敗で3敗目。打線は3回に紅林の8号ソロ、8回には杉本が単独トップの28号2ランで1点差に詰め寄り9回は1死三塁と好機を作ったが代打・若月が三ゴロ、福田も好守に阻まれ遊ゴロに倒れ悔しい敗戦となった。

 宮城は8月21日の西武戦以来、約1か月白星がなく「ここ最近、チームに迷惑を掛けてしまう投球が続いてしまっているので、申し訳ない気持ちが強いです」と肩を落としたが、高卒2年目にして先発ローテを守り11勝をマークする左腕だけを責めることはできない。

 則本昂から3点を奪ったが2本のホームランで適時打はなし。中嶋監督も「結果的にそうなるので得点圏でのバッティングですね」と、好機での1本を悔やんだ。25日は岸、そして26日は田中将が控えているだけに“勝負の3連戦”は僅差の展開が予想される。

 だが、チームにとって明るい材料もある。この日は左太もも裏を痛め2軍調整が続いていた吉田正がプロアマ交流戦で実戦復帰し2打数1安打1四球。走塁面でも危なげない姿を見せ「違和感なく打席に入れたと思います。現時点、足の状態は問題ないです」と手応えを口にしている。

 指揮官は「チーム内の情報なので」と、多くを語らなかったが、優勝争いを続けるチームにはリーグトップの打率.338、20本塁打、出塁率.423を誇る吉田正は必要不可欠。25年ぶりの優勝へ向けシーズン終盤に訪れた最大の試練をどう乗り越えるのか、中嶋監督の“決断”に注目が集まる。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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