大谷翔平の“投手終了”はPO進出争うマリナーズに「吉」 米記者が主張する理由
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大谷は4日のマリナーズ戦での先発登板が取り沙汰されていた
エンゼルス大谷翔平投手は今季残り試合で登板しないことが決定。投手として2021年シーズンを終えた。先発するなら10月3日(日本時間4日)に敵地で行われるマリナーズとの今季最終戦とされていた。2001年以来のプレーオフ進出を目指しているマリナーズがこの試合までワイルドカード争いを繰り広げていた場合、大谷の“登板回避”は「吉」だと米記者が伝えている。
ヤンキースやレッドソックス、ブルージェイズなどとワイルドカードを争うマリナーズ。仮に今季最終戦までもつれ込んだ場合、大谷が登板しないことはマリナーズにとって有利に働くと米記者は自身のツイッターで主張した。
米紙「LAタイムズ」のビル・シャイキン記者は「マリナーズが日曜日(10月3日)にまだア・リーグのワイルドカード争いに残っていたとして、彼らはオオタニと対戦しなくて済む」と綴り、「オオタニ:9勝2敗、130イニングで防御率3.18。エンゼルスの他の投手は誰も100イニングを投げていない」と大谷の今季成績がエンゼルス先発陣で突出していることを強調した。
米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は前日に「エンゼルスは最終戦となる日曜日のマリナーズ戦の先発をまだ発表していない。ローテーション通りなら、シアトルは20年ぶりのポストシーズン出場権をかけた試合をショウヘイ・オオタニがマウンドにいる状態でプレーすることになるかもしれない」とツイートしていたが、大谷が登板しないことが決まったこの日、「全てがマリナーズにとって吉となっている」と記した。
シアトルのAP通信スポーツ記者、ティム・ブース氏も「これは来る日曜日のマリナーズにとって重大なことになりえる」と見解を記した。大谷の登板がなくなったことが、ア・リーグのワイルドカード争いに影響を与えることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)
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