4日から第1次戦力外通告期間 シーズン真っ最中&ドラフト早期開催で選手にも影響?

今季の第1次戦力外通告期間は10月4日から10月25日
今季の第1次戦力外通告期間は10月4日から10月25日

第1次戦力外通告期間は10月4日から25日まで

 プロ野球は各チーム残り20試合前後となり、オフの足音が近づく。水面下では来季へ向けた戦力構成が進んでいる。それが露わになるのが、ドラフト会議と戦力外通告だ。

 ところが今季のプロ野球はかなり特殊な日程で進んでいる。東京五輪で公式戦休止期間をとったため、ペナントレースの進行は例年の約3週間遅れ。日本シリーズを第7戦まで戦うと、終了は11月28日までずれ込む。一方で、ドラフト会議は例年の10月下旬より2週間早く、10月11日に行われる。戦力外通告を受ける選手に大きな影響が出そうだ。

 今季の戦力外通告は10月4日から可能になり、1次通告は10月25日まで。2次通告はクライマックスシリーズ全日程終了翌日から日本シリーズ終了の翌日(シリーズ出場で移動を伴う球団の場合は翌々日)までだ。

 1次通告期間を通じて、各チームが公式戦をまだ戦っていることになる。CS進出を狙える球団の場合、怪我やコロナ感染等のリスクを考えれば、戦力外を通告する選手を最小限に絞ることが考えられる。

 さらにドラフト会議が早く行われることで、その結果を見てから戦力外通告を行う球団も増えてきそうだ。通告を受ける選手側には不利になる。他球団への移籍を目指そうにも、すでに来季のチーム編成が進行してしまっているからだ。

 12球団合同トライアウトは12月8日の1度だけ(場所未定)。戦力外からの現役続行を目指す選手にとっては、例年よりさらに狭き門となることも考えられる。

(Full-Count編集部)

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