大谷翔平の「真の価値を正しく測るのは指標でも不可能」 米TV局がMVPに満票選出

2021年MLBアワード予想でCBSスポーツ記者5人全員が選出
米テレビ局「CBSスポーツ」が、レギュラーシーズンが終了したMLBの今季のアワード予想を発表した。主要アワードはポストシーズン開始前に投票用紙を提出するが、発表は11月まで行われない。そのため5人の記者がMVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞の4部門の仮想投票を行った。その結果、ア・リーグMVP部門で5人全員がエンゼルスの大谷翔平投手を1位に選出した。
採点システムは、1位は3ポイント、2位は2ポイント、3位は1ポイントで、最も多くのポイントを獲得した人が勝つというもの。大谷は15ポイントを集め、2位で9ポイントだったブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手に大差をつけた。3位はブルージェイズのマーカス・セミエン内野手で5ポイント、4位はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で1ポイントだった。
大谷の選出理由として「“価値ある(valuable)”の定義を変えた。歴史的で、桁外れのシーズンを送った」と強調。打者として46本塁打、投手としては9勝を挙げるフル回転で「今年はオオタニのシーズンだった」とも。選出は揺るぎないようで「満場一致のMVP。そして、本物のアワードでも彼が大本命だ」「実際は2人の影響力あるプレーヤー。そんな彼の真の価値を正しく測ることは、指標(WAR)でさえも不可能」といった声が挙がった。
サイ・ヤング賞も満場一致となり、ブルージェイズのロビー・レイ投手が選ばれた。またナ・リーグのMVPは、ナショナルズのフアン・ソト外野手が2ポイント差で、フィリーズのブライス・ハーパー外野手を抑えた。
(Full-Count編集部)
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